QUOD ERAT FACIENDUM

中学生〜社会人まで。なんの変哲もない凡オタクの雑記

公開から3週間目に入りまして、自分の視聴回数もちまちま増えています。
いろんな方のレビューも読ませていただいて見識の広さ深さに感銘を受けつつ、自分でも色んな見方をしつつ、3週間も経って改めて自分で感想を書きたくなったのはなんとなく台詞回しに引っ掛かりを感じるようになるところが出てきて、それを自分なりに解釈できたからです。

先日開催されたスタッフトークで2幕は3幕を作れるように話を作っていたとか、今作が集大成というな話を見かけて、3幕があったとしたらもともと今作の劇場版で描かれたような2幕からの成長や2幕への回答を盛り込んだ話になってたんだろうなあと思い、今まで以上に余計に劇場版を観るときに1期2幕からの繋がりを改めて強く感じるようになり、自己解釈満載の記事を書かせていただきました。





2幕では「トイズの復活=立派な探偵」になるという構図(というか話のまとめになるはずの12話で2幕を通してずっとミルキィをこき下ろし続けてきた生徒会長がテノヒラクルーして言ってる)が個人的に非常に歪というかどうにも気持ち悪く、そのまま消化不良に陥っていました。
ミルキィ達との再戦だけを熱望していたからこそ出せた見識でしょうし、ギャグ調ながらもトイズが復活さえしていればあとはどうでもよかったんだろうなというのが集約されていて、そんな彼女を無条件に慕っている、トイズが復活しただけで他はダメダメなままなミルキィホームズの姿も面白くありませんでした。


しかし逆襲のミルキィホームズではトイズのあるなし程度のことで自分たちを、そして相手を評価しなくなった姿をミルキィホームズたちも生徒会長も見せてくれています。
トイズが無くなってもボコボコにされても七転八倒、探偵ですから!と強く答えるシャロと、その言葉を素直に受け止めて頑張れと見送る生徒会長の掛け合いが特に顕著かなと思います。特に生徒会長が素直に受け止めてるところにすごい変化を感じます。あんなにヒステリック起こしまくってたのにほんと成長したんやなぁ・・・(涙


そんな風に作中を通して彼女たちが成長した姿を見せつけてくれてる中で一人だけ大真面目にトイズのあるなしを基準にして相手を評価しているキャラがいます。
モリアーティです。彼だけは最初から最後まで一貫してミルキィホームズを全く評価していませんでした。
ようやく本題に入るんですけども、最初に書いた引っ掛かりを感じたところというのがこのモリアーティの台詞です。

「トイズのない貴方達カスに私を止めることはできません」
「カトンボとはいえいい加減うっとおしいですね」
「貴方はホームズとは違う」
「今の私にはトイズがあるのですよ」

自分にはこのモリアーティの言動が、トイズのあるなしでしかミルキィを評価していなかった2幕生徒会長の姿と非常に被って見えました。
特に引っかかったのが幻惑のトイズにかかっていることに気付かずに言った
「今の私にはトイズがあるのですよ」
でした。敗者復活の石の力で強大化したアーティから出てくる台詞とするといささか不自然なような、力に驕ってる描写であるなら敗者復活の石の力を誇示するような台詞でもよかった気がしたんです。
だからこそ敢えてこう言わせたところに、トイズのあるなしでミルキィを評価していた2幕生徒会長への回答が明示されているのかなと感じました。
トイズのない相手へ見下した、あるいは侮蔑した感情を見せ続けたモリアーティは結局トイズを持たないミルキィホームズ相手に足元を掬われて敗北します。

うまいこと自分でもどう書けばいいのかわからないんですが、2幕終了時点では解決しないままだった生徒会長自身の反省点の一つをこのモリアーティの敗北を通して見せて貰えたように感じられて、ものすごくすっきりした気持ちになれたんです。
彼女たちの成長を描いただけでなく、在りし日の姿への回答も描かれているからこそ、初めて見たときあんなにもすっきりしたというか救われた気持ちになれたのかなと最近は思うようになりました。

まとまらないのでこの辺で了。
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